原告の意見交流会及び第三次提訴説明会のお知らせ
原告の意見交換会及び第三次提訴説明会のお知らせ
暑くなってまいりましたが,皆様いかがお過ごしでしょうか。
【訴訟の現状】
さて,昨年9月11日,東京電力と国に対して損害賠償請求訴訟を提起してから,10か月が過ぎました。この間,法廷での弁論手続も4回行われ,事故の原因や損害の実情について,論戦を繰り広げてきました。そして,先日の7月14日の弁論期日では,裁判所から原告・被告双方にあわせて13項目にわたる求釈明(裁判所からの質問)が行われました。また,本年3月10日に提訴した第二次訴訟も手続が進められ,9月5日の弁論期日から,第一次・第二次訴訟が一緒に進行する予定となっています。
福島第一原発事故に関する損害賠償請求は,全国の裁判所で行われていますが,群馬の審理は,その中でも急ピッチで進んでいますし,裁判所も書面を入念に読み込み,判決に向けて争点を積極的に整理しようとしています。
その成果の一つとして,7月14日の弁論期日では,東京電力が原子力損害賠償法で規定している「『異常に巨大な天災地変』による原発事故の免責」を主張しないことを,書面で明らかにしたことが挙げられます。
また,毎回行われてきた原告の意見陳述は,原告が体験してきた過酷な状況がリアルに語られ,聞く者の心を打つ内容で,裁判にも大きく影響する者と思われます。陳述してくださった原告の皆さんに感謝いたします(原告の陳述は今後も続きます。)。
【意見交流会開催の趣旨】
このように,裁判の進行や提出された書面の内容が全国でも注目されています。この裁判の主人公は,言うまでもなく原告の皆さんです。そこで,原告の皆さんが裁判の現状を正確に理解していただくための経過報告と,これから原告の皆さんにご協力いただかなければならない陳述書作りの説明,裁判に関する質疑,意見交換をしたいと考え,下記のとおり,意見交流会を開催することといたしました。
普段の弁論の期日はどうしても平日の昼間に開催されるため,お仕事の関係などで参加できない方もいらっしゃると思いますので,今回は日曜日に開催することにしました。
また,意見交換会終了後,第三次提訴の説明会を行います。お知り合いの方で,裁判を考えている方がおられましたらお声をかけていただきたいと思います。説明を聞くだけでも結構です。
お忙しいとは存じますが,万障お繰り合わせの上,ご参加いただきますようお願い申し上げます。
【原告の意見交流会】
■ 日 時 : 2014年8月3日(日) 午後1時30分開会 3時頃までを予定
■ 場 所 : 群馬県庁昭和庁舎 34会議室(3階)
【第三次提訴説明会】
■ 意見交流会終了後,同じ会場で午後3時から行います。
※ 原告の方も第三次提訴をお考えの方も,通しで参加されてかまいません。
※ なお,今回は原告の方の意見交換を中心に考えていますので,原告,原告予定者とその家族,お付き添いの方以外の方の参加はご遠慮ください。
※ 自動車利用の方は,県庁駐車場をご利用ください。2時間まで無料,その後30分ごとに100円の駐車料金がかかります。