2月, 2021年

弁護団ニュース第44号発行のお知らせ

2021-02-12

弁護団ニュース第44号発行のお知らせ

 

群馬弁護団ニュース第44号を発行しました。

控訴審判決を受けての鈴木克昌団長のコメントや原告のお一人である丹治杉江さんのコメント、控訴審判決を分析した関夕三郎事務局長の分析を掲載しています。

また,上告・上告受理申立てをした件に関するご報告もあわせて行っております。

 

引き続き、大きなご支援をよろしくお願いいたします。

 

上告・上告受理申立てについて(プレスリリース)

2021-02-04

上告・上告受理申立てについて(プレスリリース)

 

2021(令和3)年2月3日,一審原告67名(28)世帯が最高裁判所に対し上告及び上告受理申立てをいたしました。

上告・上告受理申立てのプレスリリース

 

上告・上告受理申立てに当たっての弁護団コメントは以下のとおりです。

● 控訴審判決により一定の範囲で一審よりも賠償が手厚くなった部分はあるが、まだ不十分な部分は多く、特に区域外避難者については被害の実態に全く見合っていない。原子力損害賠償制度は「最後の一人まで泣き寝入りさせない」という理念の下に策定された制度であり、その法制度の趣旨・理念に則った適切な賠償が行われなければならない。

● 国の責任に関しては、控訴審判決を読み込んだが、原発の安全性に対する意識が完全に欠落して いる。 このような判決をそのままにしておくと 、 将来の原発の安全規制が 益々緩やかになり、主権者である 国民が危険にさらされることになる。このような判決は最高裁で是正し、国の責任を明らかにした上で、原発事業者の利益追求のために国民の安全が脅かされることがないようにしなければならない。

 

Copyright(c) 2021 原子力損害賠償群馬弁護団 All Rights Reserved./平成23年度社会福祉振興助成事業